辰の口でダイビング_201304132013/04/14 21:50

春らしいポカポカ陽気の中,辰の口へ行ってきました。
天気も海況もとっても穏やかでしたが,
ダイバーの姿はまだまだちらほらといったところ。
その代わりに,釣りや潮干狩り,磯遊びの人たちでにぎわっていました。

あいにく水温はまだ14℃台と,長潜りにはこたえる冷たさ。
少々凍えながら生き物探しに出かけました。


コシオリエビの仲間
砂地にひょっこり生えてたトゲトサカについてました。


ツノガニ?
上のコシオリエビと同じトサカについていました。
海綿を着ぐるみのようにまとっていました。
日の目を見ずに消え去るきもかわゆるキャラといった感じ。
画面中央に小さな目玉がかろうじて見えます。
トゲトサカに海綿がついてたら違和感ありまくりで,
カモフラージュにはなりません。残念。


クビナシアケウス
カヤのようなものをまとっていました。


ウミエラカニダマシ
お腹に黄緑色の卵を抱えています。
いつもはぐるんと巻き込んでいる尾の部分が,
卵に押されてぐぐぐっと広がっています。


ホウボウの子ども
砂地を移動しているときに奥様が発見。
黒い小さなものがピクッと動いたそうです。
体長6〜7mmくらい。
はじめはカサゴの子どもかと思いましたが,
ヒレの付け根にかぎ爪のようなものがあったので,
ヒメオニオコゼの幼魚じゃなかろうかと予想しました。
しかし,図鑑を調べると,ホウボウの子どもということが判明しました。

別カット
魔界から迷い込んでしまった魔物の赤ちゃんといった容貌です。
でっかい目玉と口の形がとってもかわいい。


ヨコジマキセワタ
相変わらずカラスキセワタがたくさんいましたが,
たまに違ったやつもいるので油断できません。


カノコキセワタ
霜降りのカラスキセワタがいると思ったら,
カノコキセワタという名前でした。


フレリトゲアメフラシ
ミヤコウミウシが海藻をまとって擬態した感じです。


アカエラミノウミウシ?
ミノウミウシハ判別が難しい。


ゴマフビロードウミウシ
九州の個体は頭や背中の毛が抜けて下地が露出してますが,
柏島で見る個体はハゲがありません。


ヒイラギウミウシ
中央口のテトラポットの沖側にある方塊の横に生えていたカヤに
たくさんついていました。
ちょうど卵を産みつけていたようです。
柊ウミウシとは絶妙なネーミング。


今日もよかダイビングでした。